北陸の旅 石川県 加賀市 山中温泉
桜並木
石川県、福井県を今回旅行して印象的だったのは、いたるところに桜並木があることでした。車道の両脇、川の両岸、畦道、学校の前の道。農業をしながら桜を愛でる。豊かな文化だと思います。
菊の湯
山中温泉は菊の湯を中心として、温泉街が広がっています。菊の湯はスクウェア状の広場になっており、車は通れません。何処と無くヨーロッパの広場を彷彿とさせます。春休みだからか、夕方になると地元のおじいさん、おばあさんが孫を連れて温泉に入りに来ます。その様子が何とも風情があります。
山中漆器
山中温泉は山中漆器と呼ばれる漆器で有名せす。腕の良い器の木彫り職人さんが集まっており、山中で彫られた器が輪島へ行き、輪島塗となるようです。山中漆器は木目を生かした薄めの塗りが特徴です。とても素朴で輪島ほど高値でなく、実用的で庶民向けにできています。桜の山中漆器も気に入ったけど、今回私は梓と呼ばれる木に赤と黒の漆を施した漆を購入しました。器自体は山中の職人さんが作っているけれど、おそらく漆は中国からの輸入だと思います。